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クリスマスのプレゼント用に購入しました。売り切れてなくてよかったです。友達もよろこんでいました。

文章ばかりの 歴史解説書 です。 不思議な物語を収録しているわけではありません。 字は大きいのですぐ読み終わります。

戦国時代というのは、戦国大名の圧倒的な独裁体制ではなかった・・・。百姓との共存により成り立っていた。大名も結構大変だったんだな〜。詳細な資料も一級品で、派手な要素はないけど、全く地道に当時の状況が把握できて面白かった。

「長篠の戦い」といえば、織田・徳川の連合軍と武田勝頼の騎馬隊が戦って、武田方が大敗北を喫した教科書にも絵巻の写真が載っている超有名な合戦です。確か、織田・徳川の連合軍が、３０００丁の鉄砲を使い、１０００丁ずつ３段打ちして、武田の騎馬隊を粉砕したと。これが、ほとんど根拠のないでたらめだとしたら、学校の教科書は、どうなる？私が教わってきた歴史って、何？公教育の問題点について、考えさせられた。

NHKで風林火山をやってるけど、あれがほとんど創作の世界の作品だと思って見てほしい。本書の検証をみると、歴史ってこんなものなんだなと思える。川中島の戦いは、大変な消耗戦で、双方それを汚点として、隠したかった・・・。きつつき戦法は、全くの創作であり、謙信は、妻女山に上っていなかった・・・。妻女山に登ったのは、後の景勝であった。これらを現地で検証すれば、正しい歴史が見えてくる。逆に、なぜ今頃こんなことをやっているのだろう、とこれまでの歴史に疑問を抱かせる。

今年初めて広島に訪れてから、日本での戦争というものに興味を持ちました。北海道でも米軍の空襲があり、被害があったというのはわかっていましたが、北海道の広い範囲で空襲があった事実までは知らなかったので正直びっくりしました。 また、体験している方々の言葉だけに重みも感じます。 興味のある方はぜひ。 ただ、こういう分野は好みがあるので星は３つにしました。