ブーケ ブートニア付 アーティフィシャルフラワー 芍薬 ピオニー 芍薬 ブーケ♪アーティフィシャルフラワー ブートニア付き

聴きやすい音楽で、誰でも親しめる曲調です。

だいぶ前に同じＣＤを持っていたのですが、家事で焼失してしまい、同じものをずっと探していました。こちらのショップでたまたま見つけ、購入することが出来、とても嬉しく思っています。

かつて「ゴーストライター」として、自ら名乗り出た新垣氏だが、池辺普一郎氏が解説しているように、現代作曲家の中では、ユニークな曲を書く人だと再認識した。

武満本人が述べる通り、岩城指揮の札響は比類なき情熱を持って演奏をしており、その熱気がよく伝わってくる。技術的なことはともかく、音楽に取り組む姿勢は他のどんなオケにも負けないだろう。性根の部分を武満は高く評価したし、聴けばそれが納得できる。ディスク２枚目は本人の当日講演となっており、決して饒舌ではないが、彼の音楽に対する姿勢や考え方をよく表現している。彼の音楽を聴くに際して、理解が深まるように思う。講演後半に居合わせた会場の聴衆の質問が続くが、1982年当時の一般人の理解の程度を端的に示しており、武満にさらに輪をかけて不器用な質疑応答が続く様子に、「日本人だなぁ」と苦笑する。本人は時には毅然と、時には質問の意図を思いやる態度も見せつつ、端的に質問に答えていく。今でこそ武満の講演の内容は聞くものに理解を促すに違いないが、当時は十分に真意が聴衆に伝わっていたとは言い難い状況だったのではないか。武満の理想や時代をよむ感覚は軽く30年以上は先を行っていたということだ。それが没後25年をしてよく分かる気がする。近代的な西洋音楽の行き着く先が彼には見えていた。さらに彼の語る内容は少しも色あせない。音楽について本質的なことをみつめているし、その解釈は普遍性を示している。それに比べると、一般人の質問の内容はいかにも目先のことばかりで、本質的でない。皮肉にもそれが質疑応答のやりとりであぶり出され、本人の心情も半ば諦めに近かったか。とりあえずボールは投げた。どう打つのかは貴方達次第だ、とばかりに講演を締めくくった。この講演の記録も当時の社会状況が垣間みえて興味深い。（話を切り上げてから騒ぎだすタチの悪い輩のオマケまでついて赤面するが、これも含めて当時を知る貴重な記録としておこう）