dtto. ORBIT GLASS 限定版 REAPER ガラスマウスパッド REJECT x Arbiter Studio ORBIT GLASS dtto. Limited Edition

想像力を高められる作品だと思いました。 毎回最後が少し歯がゆい感じですが、、、

400年前に18歳のラ・ボエシによって著された世界観「自発的隷従論」は政治体制を超え、時代を超え、今なお続いている人類の愚かさを啓発しいている。 人は本来は自由な生き物であるのに、一部の圧政者により不自由を強いられがちであり、しかも人はその不自由を喜んで享受している。これは何故だというのが「自発的隷従論」の骨子である。 「あなた達は自分の田畑が略奪され、家屋が強奪され、家具調度が持ち去られ、娘は陰欲を満たす道具として供され、息子は殺戮の現場に送り込まれるのを黙って見ている。このような災難、不幸、破産状態はったった一人の敵がもたらしているにもかかわらず、あなた方はその敵をまるで偉大な人物であるように敬い、そのもののためならば勇ましく戦争へ行き、その威信のためなら自分の身を死にさらすこともいとわない。 かくも卑劣な行いを少しでも感じたならば、獣たちでさえその爪やくちばしや牙で抗い自由を得るために逃れようとするだろう。」 とラ・ボシエは圧政者による人民の不幸を嘆きます。この男当時18歳ですぞ！！！ この400年前の「自発的隷従論」はスターリンによる大静粛を予言しているし、その他現在まで綿々と続く国家による犯罪の力学を説明しています。 日本では第2次世界大戦時の「一億総玉砕」「天皇陛下万歳」といった狂気が将に「自発的隷従」であり、敗戦とともに所の隷従状態が終焉を見たかと思えば、現代の日本においてでさえ例外でなく新たな圧政者に隷従しているのである。 例えば日米同盟という名の「従属関係」。それは最初は第2次世界大戦の敗戦に端を発するわけですが、それから70年経って孫子の世代になり、日本が独立国家となっても、依然米国に「自発的隷従」しているのである。 「人は先ず力によって打ち負かされて強制的に隷従する。だがその子孫たちは強制されなくても進んで隷従するようになる。隷従状態のもとで発育し成長した子供たちにはこの状態が自然なものと考えるようになるからである。」 「日米地位協定」は隷従民の不名誉なアイコンであるにも関わらず、阿呆な従属民たちはもはやそれを当たり前と思いこみ、不名誉とも思わず甘受しているという訳です。 400年前の天才青年の炯眼には驚くばかりです。かといってもこれが社会というものかと諦めている自分がいて・・・・実はこれこそが「自発的隷従」なのです。

１万年以上も前から月は偽物と入れ替わっていたという衝撃的な話から ストーリーが進みます。展開も早いのでライトノベル並みに読みやすいです。

迅速丁寧な対応をありがとうございました。

あの女の現在についても記載があり驚きました。

上巻と同じ価格だったので文庫と間違えた 自分のミスなので文句は言えないけれども 見難いことでよく起きるミスだと思うので セット売り（バラ売り可）も考えてくれると ミスも減る気がする

収められているのはどれも戦争に関連した作品ですが、核戦争の脅威やロボットと人間の対立など、扱っているテーマは様々なので、どれも飽きずに読むことができます。 ディックの代表的な長編にありがちな、現実と虚構が錯綜して登場人物たちが苦悩するみたいな展開になる作品はなく、ストーリーも比較的、まとまってるのではないでしょうか。 なので、ディック初心者の方も読みやすいと思います。

通勤のおともに本は必須です。楽しく読めました。