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シールマンスはハーモニカとギターを操れるジャズジャンルの中ではかなり珍しいアーチストに一人です。 ジャズ界にはマルチミュージシャンは数多くいるものの、こういった組み合わせは非常に稀有ではないでしょうか？ 本作品は時代が１９７５年という事もあり、フュージョン的な度合いが些か強い作品ではありますが、アコースティック的な響きもかなり感じられますから、フュージョン嫌いにも比較的レコメンド出来る作品です。 マイナーレーベルまで鑑みると、シールマンスはそれなりにリーダー作はありますから、これが彼の代表作とまではいいがたいですが、ありきたりの編成に飽きた方にとってはかなり斬新な印象を与えてくれる作品ですね。 収録曲 / ブルーゼット / ベ・ベ・クレオール / モノローグ / トゥー・ジェネレーションズ / ホアイ・ディド・アイ・チューズ・ユー / アンクル・チャーリー / フライデー・ナイト / T.T. / インナー・ジャーニー / レターナル・マリ

初リリースは２０００年ごろで、当然お蔵入り音源でLP時代には存在しなかったアルバムです。 アナログ時代は収録時間の都合から外されてしまっていたのでしょうが、ヴィレッジ・ヴァンガード２夜にわたるテイクなので悪いはずはありません。 当然のことながらデモ音源でもアウトtake集でもありませんし。 疑問なのは、「朝日のようにさわやかに」「 マイ・ファニー・ヴァレンタイン 」という超スタンダードナンバーが入りつつも、発売に約３０年前後の時間を要したこと。。。 矢張り、レーベルの都合や流行的なものはあったのでしょうが、ある意味残念至極です。 折角、出た３枚目のライブ盤ですので、ピアノトリオファンは黙って購入しておきましょう。 収録曲 / ハイ・フライ / ソフィスティケイテッド・レディ / 朝日のようにさわやかに / ウェイヴ / マイ・ファニー・ヴァレンタイン

Vol.１に続き、よくもまあ７７年のフュージョン全盛期にこれだけいぶし銀の録音を残してくれたことにまず感謝。 演奏は全編に渡りスリリングでまずいうことはない。 ただ、LP時代になく、２０００年に発売されたヴィレッジ・ヴァンガードの未発表音源を加えても、実際のライブが２日間に及んだことから、もう少しボリュームを増やし、完全版にしてほしかったという気持ちはどうしても否めない。 ３つ目のagainを除く、LP時代を踏襲したままの４０分前後の作品なので、演奏が素晴らしいだけに消化不良感は否めない。 今回は再販になるわけだが、このシリーズはボートラが皆無なのがさみしい気がする。 BOXセット等も存在してもおかしくない気はするが、流石にコルトレーンやビル・エヴァンス、あるいはマイルス並のアーティストでないと、ライブ完全版をリリースできるアーティストはなかなかいないのでしょうがない気もしますが。。。 収録曲 / コンファメーション / ウィンド・フラワー / ナーディス / ローラ

レコード会社は異なりますが、ブルーノートを除外すれば、１０００円レベルの廉価版ラインナップはこの後、ワーナーアトランティック・ベツレヘム・ソニーコロンビアのものが続くのですが、体感的にこの東芝EMIシリーズの売り切れ、その後のプレミア付きが一番ひどかった気がします。 この盤はモーガンの超必須版ではないですが、モーガンファンは無論のことマストアイテムに違いはありません。 シダーがピアノ参加している点がより価値を重くしている感じがしますね。 収録曲 / キャランバ! / スーサイド・シティ / カンニング・リー / ソウリータ / ヘレンズ・リチュアル